代表者プロフィール
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木貞 哲夫(きさだ てつお) |
社会保険労務士 全国社会保険労務士連合会 登録番号第41110007 佐賀県社会保険労務士会会員 登録番号第4110171 きさだ社会保険労務士事務所 代表 |
1976年生まれ佐賀大学経済学部管理科学科卒業
趣味:歌うこと(合唱、カラオケ)お酒 体重管理
保有資格:社会保険労務士 ファイナンシャルプランナー技能個人2級
昭和51年6月14日 長崎県長崎市で生まれる
地元の横尾小学校、横尾中学校、長崎北高等学校を卒業
佐賀県で一人暮らしを始め佐賀大学経済学部を卒業
福岡の西日本銀行(現西日本シティ銀行)に入社
前原支店、三ヶ森支店で窓口係、融資係、営業係を経験。
住宅ローン、事業性融資、アパートローン、投資信託、個人年金保険を取扱う。
一身上の都合で退職
佐賀労働基準監督署でアルバイトをしながら社会保険労務士試験に合格
平成23年11月 きさだ社会保険労務士事務所を開業
非常勤
- 佐賀労働局自動車運転者時間管理指導員
(トラック・バス・タクシー会社の賃金・労働時間・就業規則のコンサルティング) - 佐賀労働基準監督署労働相談員
(経営者・労働者からの労働法律相談) - 佐賀大学キャリアセンター就職相談員
(進路相談・コーチング) - 佐賀歯科衛生専門学校社会保険講師
(介護保険、年金保険、労災保険、雇用保険、健康保険) - 佐賀高齢・障害者雇用支援センター高齢者雇用アドバイザー
(高年齢者雇用確保措置の導入や拡大、雇用管理の改善)
講師実績
- 佐賀運輸支局トラック運送事業者の新規許可書交付時講習講師
- 自動車事故対策機構NASVA運行管理者基礎講習講師
- バス事業者運行管理者研修講師
- 佐賀労働局ワークライフバランスワークショップ講師
- 互敬塾助成金セミナー講師
- 佐賀県中小企業家同友会就業規則作成セミナー講師
- 佐賀信用金庫「朋友会」労務管理セミナー講師
- 佐賀県トラック協会事業主講習会労務管理セミナー講師
お取引先
飲食店(居酒屋、定食屋)、映像制作業、建設業、電気工事業、居宅介護支援事業、トラック運送業、小売業(コンビニエンスストア、リサイクルショップ、生花業、食品)訪問販売業、保険代理店、税理士事務所、幼稚園、塗装業、金属加工業、ビルメンテナンス業、歯科医院、内科・小児科医院、フィットネスクラブ
自己紹介
社会保険労務士になるまで
私は大学卒業後、福岡に本社を置く西日本シティ銀行(当時は西日本銀行)に入社しました。
当時は就職氷河期でもありましたが地域に貢献したいという思いだけで何とか採用してもらい、様々な上司や先輩たちから社会人として育ててもらいました。
初任店では窓口係やローンの受付係、花形である営業係をさせていただきましたが、お客様とのやり取りを通じて社会の厳しさも、人の役に立つことができる喜びも教えてもらったと思います。
社会人3年目には尊敬できる支店長、上司、先輩に恵まれ、成績が上がるようになり労働時間を忘れるくらい仕事が楽しくて仕方ありませんでしたし、住宅ローン営業で表彰されたこともありました。
結婚してしばらくすると転勤になり北九州への異動となり、中小企業への融資担当者となりました。
この頃に、将来の方向性を決めるような出来事がありました。
銀行が合併をし、公的資金を受け入れていたこともあって、ノルマの量が増え、またそれを達成できない者は本部から異常なまでの吊るし上げをされるようになりました。
ノルマを達成するためには、お客様の意向と関係なく、銀行のため、支店のため、自分の出世のために無理をお願いすることもありました。
当時はそれが銀行が生き残るためには正しいことなんだと信じ込んでいました。
しかし、「こんな会社員人生を私は望んでいたのだろうか?」という疑問が芽生え始め、そのような考えに段々と違和感を感じるようになりました。
「いつもお客さまの身になって、丁寧に対応する」という経営理念があり毎日唱和してはいましたが、ただ読むだけの儀式でした。
「俺が考えていることは経営理念と真逆だな…」なんて思ってもいました。
なんとか頑張ってはいましたが、7年目に差し掛かったころです。
ふと周りの上司や先輩を見渡したときに段々と見えてきたことがありました。
それは「銀行で出世するタイプの人間と、出世しないタイプの人間がいるとしたら、自分は出世しないタイプの人間に近い」ということです。
自分には銀行員としての適性がないことを悟ってしまったのです。
銀行員として企業融資を通じて地域の発展をサポートすることは非常にやりがいはありましたが、銀行という組織の中で生きていくことに希望を感じなくなってしまいました。
それがきっかけで退職を決意し、大学時代に慣れ親しんだ佐賀に戻ることにしました。
実は、退職する際に色々と知らないことが多すぎて困ったことが社労士を目指すきっかけでした。
退職金はもらえるのか?残りの有休は何日あるのか?雇用保険の手続きはどうするのか?社会保険の切り替えはどうするのか?そもそも社会保険とはなんだ?等を調べていくうちに社会保険労務士という資格があることを知りました。
「本当に人に感謝されながら報酬をいただいて、『あなたに頼んで良かった』と心の底から言われるような仕事をしたい」という考えだけで社会保険労務士の試験を受験することを決めました。
今までの人生にないほどの決意を胸に猛勉強をした結果、2回目の受験で合格することができました。
その後は労働基準監督署の非常勤労働相談員として勤務する傍ら、社会保険労務士として独立しました。
社会保険労務士になってから
労働法の相談、労働保険や社会保険の手続きや給与計算の代行、就業規則の作成を行いながら4年目に差し掛かるころ、一つの疑問が湧きました。
「社会保険労務士がやっていることって本当に人の役に立っているのだろうか…」
毎日と言っていいほどどこかの会社で労働トラブルが起こり、その相談件数は減るどころか、ドンドン増える一方なのです。
そんな中、決定的な出来事が起こりました。
当時、私が社労士顧問として関わっていた企業の社員から監督署に相談があったのです。
「俺はなんのために社労士になったんだ…」
「人の専門家とか、労務管理のプロとか社労士が呼ばれているけど、自分の顧問先すら守れない俺はいったい何をやってるんだ…」
ショックでしたが、一般的な社会保険労務士という資格の枠組みの中で仕事をすることの限界を知るきっかけとなりました。
そのような状況の中で、先ずは労働基準監督署に相談に来る労働者の方のお話を基に、労働トラブルのパターンを分析することから始めました。
その中で労働トラブルには4つのパターンがあることが分かりました。
①根っからのブラック企業で働き、搾取されている社員からの申告
社員を使い捨てにするようなビジョンがない会社です。手の打ちようがありません。
②著しく権利意識の高くなってしまった社員からの申告
権利意識が高くなる前に、その社員に良い環境や周りに良い影響を与える人がいたならば防げます。
③経営者や管理者が普段から感謝や労いの言葉をかけないため、働く理由がお金のためだけになってしまった社員からの申告
経営者や管理者が社員にねぎらいや感謝の言葉をかけたり、会社のビジョンを明確にして管理者や社員にしっかり示すことができれば起こりません。
④経営者と社員の立場の違いから生まれるギャップが大きくなりすぎて、お互いがお互いを理解できない状況になり、それに我慢できなくなった社員からのパワハラの申告
経営者の「ウチの社員はこんなに大変な状況なのに、ノホホンとして!」という社員への不満、 社員の「ウチの社長は、顔を見れば数字のことばかり。どうせ頑張っても給料は変わらないくせに」という経営者への不満などがトラブル化したものです。
これは、「利益を大事にする経営者」と「給料を増やしたい労働者」のそれぞれの考えをお互いに知り、それぞれが求めていること、それぞれが大事にしていることを理解さえできれば解決できます。
私はこれらのお困りごとに関わり、良い会社作りを目指す経営者を本気でサポートできるスキルを身に付けたい、そして銀行員の時の経験を活かし会社のお金の不安を解消し安定した経営をサポートできる実践的スキルを身に付けたいと常々考えるようになり、経営コンサルタントや人事労務コンサルタントのプロが行う塾や研修に参加し、かなりの時間とお金をかけスキルと自分自身の在り方を磨いてきました。
その成果もあり、少しずつではありますができることが増え、価値貢献ができるようになりました。
経営理念を策定したいというお客様には、一緒に経営理念を言語化するお手伝いをしています。
ドンブリ経営を改善し経営の主導権を握りたいというお客様には、キャッシュフロー計画表を用いて経営数字を視える化し売上目標を立てて毎月のチェックをしたりしています。
人事評価制度を導入したいというお客様には、「持ち味カード」を使って一緒に評価項目を考えたりします。
社員さんに気付きを与えて欲しいというお悩みがあるお客様には、社員さんへの研修や社員さんとの面談を行っています。
社員さんに経営者の考えや会社の数字のことを分かりやすく伝えて欲しいというご依頼には、社員さん向けのお金のセミナーをしています。
これからも、経営者が不安や問題として頭を悩ませることを、自らの実践と専門ノウハウを融合して解決する手段を提供できるように自己研鑽を積んでいきたいと思います。
私の事務所のミッションのご案内です
社員に「やりがいと成長」、会社に「利益と永続」をもたらし
経営者と社員がお互いに心から感謝を伝え合う風景が日常となるような会社作りをお手伝いします。
士業であっても、お金を稼ぐための商売をしているのであれば経営者です。
けど「なんのために経営するのか?」その使命がなければただのお金儲けのための手段になってしまいます。
「自分の命の時間を何に費やすのか?」「心の底からやりたいことは何なのか?」を明確にしないと、楽しくないし成長もしない、何よりお客様に価値を与える努力をしなくなります。
だから私の事務所はミッションをとても大切にしています。
経営者が理念を言語化することが苦手であれば、理念策定のお手伝いもします。
なぜならそのお困りごとは私のミッションと密接に関わりがあり、そのお手伝いをすることは私のミッションを果たすことになるからです。
私が銀行員としての希望を感じなくなった時は、このミッションと真逆の環境で、他人の足を引っ張ったり、さげすんだり、怒声が飛び交ったりする状況でした。
私が銀行員としてイキイキと働いていた時は、自分のミッションに近い環境を先輩や上司が作ってくれていました。
今度はそのような環境作りを私自身が顧問先様にお手伝いする番だと思っています。
なぜならそれが私の事務所のミッションだからです。